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気がついたら、異世界で死者の魂の残滓である鬼火になっていた。 物に触ることはできないし、本当にただ空中に浮いていることしか出来ないただの火の玉なので、諦めてふわふわゆらゆらするこ…
自分だけ鬼火が見えることに悩み、学校に行けなくなった少女、華。 夏休み最後の日。そんな華の家に突如舞い込んだ鬼火が、蚊取り豚に入ってしまって──? ✲ 夏の終わりのほのぼの怪…
祖母の初盆。父の故郷の香川県にて、私を迎えた祖母が語った目撃証言。
いつもお供えものをしていた木。 それは精霊の宿る木だった。 街灯りの宴に惹かれた狐は。
屍から生じるとされる鬼火。環は鬼火を畏れるあまり、その名前すらも呼べずに過ごしていた。 そんなある時、環は鬼火と思しき火玉と遭遇する。逃げることもできず、死をも覚悟する環だったが…
掲載: カクヨム 作者: 明日朝
更新: 2022/08/16 1話
見える人と言えば嘘くさいが、そんな友人から聞いた話。 酒の肴に語るは鬼火の話。 海辺に現れる鬼火の正体とは、なんなのか。 彼は答えを、知っていた――
テルベラノ王国にある辺境の村、タナラ村でタイラー・マイエという名の十歳の少年がいた。彼はタナラ村付近の森で、一匹の幼い竜と偶然にも出会う。彼が出会ったのはただの竜ではなかった。ひとにはない不思議な力、...