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魔法剣士、リード。 『今日の魔法』の使い手、クウェス。 祖父の残したひとつのギミック。 謎は自分で解け。その言葉に背中を押され。 二人の旅の記録。行き着く先は。
未来。人類は仮想空間『エルドラド』での生活を基本としていた。 何も無いリアルよりも、AIが管理する、なんでもあるエルドラド。誰もがそちらの世界を当たり前に受け入れていた、が。 娯…
私はとにかく早く、と支度を済ませた。そう勧められたから。命あってのものだもの。 ……ヨシ。バタバタだけど、これで良し。
前のは古くなっちゃったからね、作り直さなきゃ。 すぐ痛んじゃうんだもの。この時期大変。 中身をちゃんと作りたい。こだわりって訳じゃないけど。空っぽなのは寂しいからね。
矢も盾もたまらず。 始発電車に飛び乗る。 4時。迷いが晴れたのは朝方。 「今まであり」 続きはかすれていた。
刀が死ぬ音。それは高く脆く響くものだった。 そして一人の刀鍛冶が生まれ変わる産声でもあった。 ーーー鼓膜を無数の針で幾度となく刺す、そんな痛みを感じる鋭さ。うら若き女性が命を…
「なあ。ホントにコレでいいのか?」 「間違いねえよ。左手の攻略法知らねえのか?こんな感じの迷路では、左手を左の壁に当ててずーっと行けばいつかゴールに着くんだ」 「右手じゃね?」 …
「皆様、お手持ちのスマホからでも参加できます!番組ホームページから『情報ライブ、まんぷく三時』からぜひ、中身を予想してコメントしてください!見事当てた方の中から抽選で1万円が当た…
※本作は拙作【本人の気持ちで】と同じ三題を使って違う話を書いてみる、といった試みです。よろしければそちらの作品も楽しんでみてください ボクはスタジオに、飾る。ただ一輪の花。 …
「今日の雑談の話題は『ファンアート』だよ~」 画面の向こうのボクの大好きなVtuberがLIVE配信で言い出した。あ、ボクの書いたファンアートの小説のことかな?! 「あたしの…
「今度こそ!人間に生まれたいんだ!異世界転生で魚は嫌なんだ!」 水槽の中。その短い寿命の終わりの寸前。消えかける命の最後の訴え。
いいですか!皆さん。映画は見た事ありますか?あの恐竜が現代に蘇って暴れ回るやつです! ……ふふ、皆さんその表情。それを待っていました。……まさかそんな。ありがとうございます。そ…
「セージ焼いたよ」 「ん?詳しくないんだけどソーセージみたいなもの?」 「んや?全然ちゃうね。皮も肉も無いよ」 「皮も肉もない、セージ?」 「そう、セージ」 「ソーセージなんだよ…
大学生になったら、絶対にすると決めていたことがある。絶対、絶対に。 そう、サークル活動!これだ。若い男女が共通の趣味やこだわりの部分で共感できる仲間となり、楽しい時間を過ごす!夢…
​三題噺:沈黙/嘘/信号機 ​制約:セリフは「一言(一往復)」のみ。それ以外は状況描写と「構造」だけで語ってください。 昨夜の遅く、カップルはかなりの大声で言い争っていた。会話…
父は所謂カリスマワンマン経営者だった。 だった……そう、死んだ。5人の子供を遺して、莫大な遺産を遺して。 今日、弁護士に呼ばれて子供達が集められたが、一番のマヌケの末っ子はこの…
「世の中の人達って、誤解が多いのよ」 「ん?どゆこと?」 「『ダイエットするのって難しい』」 「あぁ、なるほど。……え?合ってるじゃん」
「あー……ちょっと腹が立つぜ」 「ん?どしたん?」 クイ、とアゴで指すモニターの中には、感動的なテーマ曲の中、走っている芸人の姿がある。
AIが人間に勝つなんてない。 コンピュータ黎明期、そう言われていた。 チェスも将棋も、人間が勝ってきた。 文明は進化、発展する。 いつしか人間はAIに負けるようになった。
「か、完成じゃ……ついに完成じゃぞ!」 「ホントですか!博士!ついにオセロニンが!」 「あぁ……苦労したな……」 「博士の唱える『可逆性ホルモンバランス増減変化による感情コントロ…
我が家のココアは絶品である。 もう最高なのである。 ワタシはガマン出来ずについ その香りを吸うのである。 ガバッ。スンスン、ぷはぁ~。である。
「なんで、手をつけないの?」 「え……?」 「なんで一度手に取っておきながら途中でやめたの?」 「いや……好みに合わ……」 「そっちのは、手にも取らなかったじゃん」 「う、うん……
「ねえ、お姉様。最近よく耳にする『マインドフルネス』についてご教授お願い出来ますか?」 ひとつ年下のお嬢様。栗原をモジって周りから『クララちゃん』と呼ばれる栗原さんは、心酔する…
メガネ姿に超真面目。融通がまったく効かない為、周りからは『ロッテンマイヤーさん』と親しみを込めて?呼ばれている彼女が続ける。 「いい?あんこと言ったらつぶあんよ。つぶあんはこし…
「で。メインのターゲット層はどこなの?」 「ターゲット層……?」 「あなたのメインのターゲット層よ。あなたのモノを売り込む相手のこと。それが決まらなければ戦えないじゃない。『欲し…
世の中にはなんでも出来る、いわゆる『万能』な人種が存在する。ボクのパートナーが、ソレだ。 基本的になんでも出来る。この『なんでも出来る』がハンパない。
『いきなりのお手紙失礼します。申し訳ありませんが、以下の用紙にご氏名をご記入の上、ハンコも押してください。出来ましたら備え付けの封筒にこの用紙を入れて送り返していただきたく存じま…
「腹減ったな」 コンビニ弁当を買って帰路に着く。上京して働き出した会社は少しブラック寄りかも知れない。毎日毎日残業だ。疲れていて、とても自炊をする気力は無い。おかげで毎日、コン…
「視線を感じるわね」 私は呟いた。そう、間違いなく視線を感じている。 なんなら…… 「腹立たしいわね。あんまり気持ち良いものではないわ」 コレは本音よ? 何故か。そんなもの…
「やっばい、もうこんな時間」 溜まった仕事を持ち帰り、ちょこちょこと作業を進めていたら、つい時間を忘れてのめり込んでしまった。気付けば定例の会議の時間が迫っていた。机の上にある…