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魔法剣士、リード。 『今日の魔法』の使い手、クウェス。 祖父の残したひとつのギミック。 謎は自分で解け。その言葉に背中を押され。 二人の旅の記録。行き着く先は。
「今日の雑談の話題は『ファンアート』だよ~」 画面の向こうのボクの大好きなVtuberがLIVE配信で言い出した。あ、ボクの書いたファンアートの小説のことかな?! 「あたしの…
「今度こそ!人間に生まれたいんだ!異世界転生で魚は嫌なんだ!」 水槽の中。その短い寿命の終わりの寸前。消えかける命の最後の訴え。
いいですか!皆さん。映画は見た事ありますか?あの恐竜が現代に蘇って暴れ回るやつです! ……ふふ、皆さんその表情。それを待っていました。……まさかそんな。ありがとうございます。そ…
「セージ焼いたよ」 「ん?詳しくないんだけどソーセージみたいなもの?」 「んや?全然ちゃうね。皮も肉も無いよ」 「皮も肉もない、セージ?」 「そう、セージ」 「ソーセージなんだよ…
大学生になったら、絶対にすると決めていたことがある。絶対、絶対に。 そう、サークル活動!これだ。若い男女が共通の趣味やこだわりの部分で共感できる仲間となり、楽しい時間を過ごす!夢…
​三題噺:沈黙/嘘/信号機 ​制約:セリフは「一言(一往復)」のみ。それ以外は状況描写と「構造」だけで語ってください。 昨夜の遅く、カップルはかなりの大声で言い争っていた。会話…
父は所謂カリスマワンマン経営者だった。 だった……そう、死んだ。5人の子供を遺して、莫大な遺産を遺して。 今日、弁護士に呼ばれて子供達が集められたが、一番のマヌケの末っ子はこの…
「世の中の人達って、誤解が多いのよ」 「ん?どゆこと?」 「『ダイエットするのって難しい』」 「あぁ、なるほど。……え?合ってるじゃん」
「あー……ちょっと腹が立つぜ」 「ん?どしたん?」 クイ、とアゴで指すモニターの中には、感動的なテーマ曲の中、走っている芸人の姿がある。
AIが人間に勝つなんてない。 コンピュータ黎明期、そう言われていた。 チェスも将棋も、人間が勝ってきた。 文明は進化、発展する。 いつしか人間はAIに負けるようになった。
「か、完成じゃ……ついに完成じゃぞ!」 「ホントですか!博士!ついにオセロニンが!」 「あぁ……苦労したな……」 「博士の唱える『可逆性ホルモンバランス増減変化による感情コントロ…
我が家のココアは絶品である。 もう最高なのである。 ワタシはガマン出来ずについ その香りを吸うのである。 ガバッ。スンスン、ぷはぁ~。である。
「なんで、手をつけないの?」 「え……?」 「なんで一度手に取っておきながら途中でやめたの?」 「いや……好みに合わ……」 「そっちのは、手にも取らなかったじゃん」 「う、うん……
「ねえ、お姉様。最近よく耳にする『マインドフルネス』についてご教授お願い出来ますか?」 ひとつ年下のお嬢様。栗原をモジって周りから『クララちゃん』と呼ばれる栗原さんは、心酔する…
メガネ姿に超真面目。融通がまったく効かない為、周りからは『ロッテンマイヤーさん』と親しみを込めて?呼ばれている彼女が続ける。 「いい?あんこと言ったらつぶあんよ。つぶあんはこし…
「で。メインのターゲット層はどこなの?」 「ターゲット層……?」 「あなたのメインのターゲット層よ。あなたのモノを売り込む相手のこと。それが決まらなければ戦えないじゃない。『欲し…
世の中にはなんでも出来る、いわゆる『万能』な人種が存在する。ボクのパートナーが、ソレだ。 基本的になんでも出来る。この『なんでも出来る』がハンパない。
『いきなりのお手紙失礼します。申し訳ありませんが、以下の用紙にご氏名をご記入の上、ハンコも押してください。出来ましたら備え付けの封筒にこの用紙を入れて送り返していただきたく存じま…
「腹減ったな」 コンビニ弁当を買って帰路に着く。上京して働き出した会社は少しブラック寄りかも知れない。毎日毎日残業だ。疲れていて、とても自炊をする気力は無い。おかげで毎日、コン…
「視線を感じるわね」 私は呟いた。そう、間違いなく視線を感じている。 なんなら…… 「腹立たしいわね。あんまり気持ち良いものではないわ」 コレは本音よ? 何故か。そんなもの…
「やっばい、もうこんな時間」 溜まった仕事を持ち帰り、ちょこちょこと作業を進めていたら、つい時間を忘れてのめり込んでしまった。気付けば定例の会議の時間が迫っていた。机の上にある…
「キミはすごいね……こんな悪意の波、僕なら溺れちゃうよ」 「え?そう?こんなの私にとってはさざ波よ?それにあなたがそばにいてくれるから」 「ふふ、それはそれは光栄です。ね、中…
「今夜か……ふふ」 月に一度の楽しみにワクワクする。 僕は恋をしている。初恋だが、もう8年になる。我ながらよくもまあそんなに長く1人の女性を想い続けることが出来るな、と呆れる部…
コレは、あたしが、とんでもない呪いにかかってしまった時のお話。呪いは解けたけど、違う形で残ってしまった話。 「さてさて、まだまだ歌うぞ~と……ん?」 某カラオケ店。トイレか…
「こっちはやっとく。カオリちゃんはお客さん来るまでそっちの品出し、やっといて。あ、その二列が出来たら休憩入ってていいから」 「あ、はーい。えと、あの、ありがとうございます」 ぺ…
「今ね、データサルベージってのがちょっと流行ってるんだって」 「なぁにぃ?それ」 「要は、古い電子機器の中に残っているデータを取り出す、みたいなやつなんだって。おもしろそうじゃな…
「そろそろかな」 搭乗ゲートへ向かう。海外に行くのは初めてなので少し緊張する。しかし、僕の心は穏やかだ。彼女のそばに行けるのだから。 『あなたも、お好きなのですか?廃墟』 …
「きゃははははッ。こっちこっち」 「あ、危ないって!やーめーなーよ!」 危なっかしいその子を、僕は下から心配して見上げる。このマンションには屋上があり、鍵が壊れているのを見つけ…