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「これを見たまえ…メリステナが私に贈ってくれたものだ…こんなにも暖かく心地よい感覚を私は生まれて初めて味わった…これはまさに、真実の愛…そうだとは思わないかい、エアリー?」  幼馴染であるメリス...
「調子に乗るなよシェリーレ。私に口答えをすることが許されるはずがないだろう?お前一人いなくなったって私は何にも困りはしないんだぞ?少しは身の程をわきまえたらどうなんだ?頭の足りないおまえにもそれくらい...
「いろいろ考えたんだが…やっぱりフィナを一人にはできないんだ…僕たちはずっと一緒にいて、これからもそのつもりなんだ…そしてそれは彼女も望んでいる…!」  強い口調でそう言葉を発するのは、私の婚約...
「そうなのですよ…リエーリアお姉様ったら地味ですし、暗いですし…見ているとこっちまで鬱な気分になってしまいますわ…」  一時だけならいいのだけれど、あの性格がずっと続くというのだからイライラもす...
「セイラ、君との婚約はやっぱりやめることにした」  …いきなり部屋に呼び出してきたかと思えば、突然の婚約破棄宣言… 「きゅ、急にどうされたのですか…?何かの腹いせのおつもりですか…?」 ...
「…」 「…」  婚約者であるケルン様の部屋に呼び出された私。…どちらも声を発することなく時間だけが過ぎていき、重い雰囲気が私たち二人を包む。 「…どうして呼び出されたかは分かってい...
「ミラーレナ、こんな事になってしまって、本当にすまないと思っている。」  クーゲンが何を言っているのか、わからない。 「でも僕の心は、もうリエアのところにあるんだ」  彼が何を言って...
「リブル公爵様ですよ、お姉様。今日も公爵様に御呼ばれしてしまって…こんなに気に入られてしまうだなんて、想像もしていませんでしたわぁ。お姉様にもはやくそういうお人が現れるとよろしいですねぇ」  そ...
伯爵様は、このあたり一帯でも人気のある貴族様だった。上に立つ人でありながらも人格者で、心の優しい男性だった。そんな彼に思いを寄せる女性は数多くいて、彼女もまたそのうちの一人であった。 「ベルゼ…...
「何度も言わせるな。悪いのは君の方だろう?私の言いつけを守らずに、何度も何度もほかの男に色目を使って…一度だけならば私も禁固で許そうかとも思ったが、何度やっても君は反省しなかった…これは君が悪いと言う...
「いいわねえユメ…独り身は自由だものねえ…相手がいると好きにはできなくて大変だわぁ」  非常にわかりやすい自慢を行うこの人物は、私の幼馴染であるリーサ。…婚約以前まではこんな性格ではなかったのだ...
「メルア、君との婚約は破棄することに決めた。…自分でも信じられないような出来事を目の当たりにしたのだ…!!」  婚約者であるウォルーク様が、目をキラキラと輝かせながらそう言葉を発する。 「...
「…リーシェナは私の事をこんなにも思ってくれているというのに、どうして婚約者であるはずの君にこれ以上の事ができないんだ…君は私の事をきちんと愛しているのか…?せっかく婚約者に選んでやったというのに、な...
「ユレアーナ様がここで一緒に暮らすことに?」 「ああ。彼女とはずっと話をしていたんだが、ようやくタイミングが合う事になってな。彼女は大切な私の幼馴染なんだ。困っているというなら助けの手を差し伸べ...
――レウォル視点―― 「エカリーナ、今日はこんなものを買ってきたんだ。ぜひ君に似合うと思ってね」  愛しい愛しい妹である彼女に向け、紙袋で包装されたプレゼントを贈る。 「まあ、なんで...
―――― 「ローフィ、クレード様と婚約すればあなたの幸せは確かなものになるの。それだけじゃないわ。この家と彼の家がつながることで、周りのみんながあなたのおかげで幸せになる事ができるの。…わかるわ...
「…また私の言いつけを破って、使用人の男に色目を使ったらしいな…本当にどこまで下品なんだ君は…」  心底失望した、といった表情でそう言葉を発するのは、私の婚約者であるロヴィク様だ。 「い、...
「…聞いたぞセルア…また私以外の男と会話をしたらしいじゃないか」  見るからに激怒している表情を浮かべながら、荒々しい口調でオルガはそう言った。 「し、しかし会話をするなというのは無理が…...
「はぁ…私以外の男とは目も合わせるなと何度も言っているよな?どうしていう事が聞けないんだ?」 「ご、ごめんなさい…」  婚約者たるジルグ様に詰められ、ただただ謝るしかない私。…最初のころは...
――ルリック皇太子視点―― 「ルリック様…本当にアリッサなんかに婚約を申し込むつもりですか??」  まるで奇人を見つめるかのような視線を私に贈ってくるのは、私のしもべであるクーレン男爵だ。...
「ハレディ様が自らこちらにお越しになるだなんて、なんという事でしょう♪どんなお洋服を着ようかしら…」  なにやら張り切っている様子のこの人物は、私の義妹であるセレーア。…離縁した両親の再婚相手の...
「ではまず私から…ユフィーエ様は聖女の力を宿していながら、何ら私たちに利益をもたらしてはいないと考えます。このままでは期待外れもいいところ、さらにはこんな聖女をただただ理由もなく置き続けているなど一般...
「ありえないよな…女なら男の手前配慮して敬愛を示すのが常識であろう?そんな簡単なことも分からないのか…?ああ、あれか、力を全て肉体に持っていかれて、頭の方はあんまりなのか。それなら申し訳ない、酷なこと...
「セリフィーナ…その指輪一体どうして…」  妹のセリフィーナが自身の指にはめている指輪は、間違いなく私が以前紛失したものだ。…いや、紛失したというよりも、半ば強引に何者かに奪われたというのが正し...
――ヴィンセル視点―― 「ああ…婚約してやってもうしばらく時間がたつというのに、一向に進歩しないんだよあの女は…こんなに出来が悪いと知っていれば、婚約などしなかったというのに…」  そう私...
「エフィーリアお姉様、相変わらず暇そうですわね。…ああ、お姉様はさみしい独り身ですものね、これはこれは失礼なことを言ってしまいましたわ…愚かな私をお許しくださいませ…」 「別に気にしていないわ」...
「どうだクレーゼ。婚約者であるアリエルとの関係は」  聞かずとも分かっているであろうことを、わざわざ疑問にして聞いてくる。…嫌味か? 「ああ、もう大いに後悔しているとも…大した魅力も実力も...
「実は私の父は、あなたが司る法院の統括なのです」 「…は?」  …下品な笑みを浮かべていた彼の表情が、一瞬のうちに凍り付く。 「え、えっと…統括って…あのエリオーラ様…?」 「...
「エスレティーレ、君との婚約は今をもって破棄することになった。理由はもちろんわかっていると思うが、君が私を裏切ったからに他ならない。反論などないな?」  得意げな表情で私にそう告げるのは、婚約者...
「君との婚約を破棄して、ラフィーナと婚約することにした」 「…」  婚約者であるロクア様が私にそう告げた。…彼が言ったラフィーナという人物は間違いなく、彼の幼馴染に当たる人物…けれど…その...