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水精演義

作品紹介

精霊界──自然や現象を元に生まれる精霊が住まうその世界は、水・火・金・木・土を司る五人の理王の下、厳格かつ安定的に統治されている。

古く名のある東の大河。その片隅に生まれた泉が、ひっそりと涸れようとしていた。「滅びるべきものは救ってはならない」──自然界のルールに基づき、家族でさえも手を差し伸べることができない。泉の精霊はルールに従い、その存在は失われるはずだった。

そのとき、ひとりの理王が泉を訪れた。水精の王・水理王である。水理王は泉の最後の一滴を掬いあげ、精霊に「雫」の名を与えた。

それから十年、水理王によって王館に迎えられた雫は、炊事・洗濯・掃除……と忙しくも充実した日々を送っている。

しかし、水理王不在のある日、掃除に勤しんでいた雫は巨大な蛇に襲撃される。辛うじてやり過ごした雫だったが、それを聞いた水理王は顔色を変え、雫に理術を学ぶように命じる。

理術とは何か。それさえ分からぬまま、雫は精霊界に渦巻く陰謀に巻き込まれていく。

※2022年12月完結しました。
※カクヨムでも公開しています。

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