このサイトについて

複数のWeb小説の更新をまとめて確認できます。
各小説の「マイリストに追加」を押すとリストに追加されます。

■紹介記事
ネット上で無料で読める小説・ラノベの更新情報がまとめてチェックできる「Web小説アンテナ」 - GIGAZINE
【雑記】Web小説アンテナがオープン - まろでぃの徒然なる雑記
ランキングも追加されたWeb系小説更新情報サイト「Web小説アンテナ」 - TEXT FIELD

潮待ちのレール ― 夕凪の岬 ―

作者: たむ

作品紹介

初夏から夏へ移るころ、相沢湊は再び春口へ戻る。
霧のホームで父が半歩ずつ遅れながらも海側を追っていた可能性を知ったあと、湊の関心は、その先――父が最後に何を見ようとしていたのかへ向かい始める。

篠原の調べで、父が霧の朝のあとに向かった可能性のある海側の経路の先に、春口の外れの岬へ通じる古い道があったことが分かる。
その岬は、かつて港へ入る船も、沖へ出る便も、遠くの島影も見渡せる土地であり、町の者たちが“出ていくものを最後に見る場所”でもあった。
一方、汐里は母・澄江の残した断片の中に、その岬の名が何度か記されているのを見つける。
父だけでなく、澄江や千紘にとっても、その場所は何かを見届けるための場所だったのかもしれない。

湊と汐里が岬を訪ね、土地の古老や古い記録を辿るうちに、見えてくるのは、千紘が“ただ去った少女”ではなく、去る直前まで誰かを気遣い、誰かの遅れを先に受け入れていた可能性だった。
また父も、千紘を追うことだけでなく、最後には「見送れなかったことを見届け直す」ためにその岬へ立っていたのではないかという輪郭が浮かび上がる。

夕凪の岬では、風が止まり、海も一時的に動きをな

タグ

更新情報