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雪原の残響

作者: 妙原奇天

作品紹介

雪深い山間の村・白瀬村。
ある朝、女子高生・白石明里が村外れの雪原で遺体となって発見される。

周囲に残されていたのは、彼女自身の足跡だけ。
誰かが近づいた痕跡も、争った跡もない。
だが、彼女が握っていた録音機には、十年前に死んだはずの叔父・白石祐介の声が残されていた。

「まだ、聞こえる」

祐介は本当に雪原に声を残したのか。
それとも、誰かが死者の声を利用したのか。

刑事・真壁慎一は、雪原に残された足跡、古い防災スピーカー、十年前の通話記録、そして母娘の沈黙を追っていく。

雪はすべてを隠す。
だが、聞かなかった声だけは、十年経っても消えない。

登場人物紹介

真壁慎一
県警捜査一課の刑事。雪原に残された一人分の足跡と、録音機の声に違和感を抱く。

白石明里
雪原で遺体となって発見された女子高生。十年前に死んだ叔父・祐介の真相を調べていた。

白石由香
明里の母。十年前に弟・祐介を失い、その夜の電話に深い罪悪感を抱えている。

白石祐介
十年前、吹雪の夜に沢の近くで死亡した青年。明里の叔父。死後も「声が聞こえる」という噂が残る。

桐島遥
祐介と親しかった女性。十年前の雪の夜、

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