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死神に拾われた少女は、世界の魂を救う運命だった

作者: Saku.

作品紹介

 死を視る力を持った少女・葵は、生まれた村で“忌み子”として扱われていた。彼女だけが人の身体から漏れる淡い“魂の色”を見てしまう。それを気味悪がった村人たちは次第に彼女を遠ざけ、ついには災厄を呼ぶと責め立てた。葵が逃げ場もなく追い詰められたとき、黒い羽を背負ったような男が現れる。

 「……お前、まだ死ぬ時間じゃない」

 男の名は烏蓮(うれん)。死を司る者——“死神”。
 彼は葵を抱き上げ、村から連れ出し、死神の棲む屋敷へ運ぶ。
 恐ろしい存在のはずなのに、烏蓮はどこか不器用で、そして奇妙なほど葵を気にかける。

 烏蓮は告げる。
 「魂の均衡が崩れつつある。世界を救うには、お前の力が必要だ」
 葵が持つ“魂の選別”の力は、失われた魂を見つける鍵だった。
 だがその力を扱う代償として、葵は自分の“幸福な記憶”の一部を失ってしまう。

 死神の補助者として働き始めた葵は、さまざまな魂の行方を追い、その影に“黒市”と呼ばれる闇組織の存在を感じ取る。魂を金に換え、寿命すら売買する禁忌の取引。やがて葵は、黒市が国家レベルの陰謀と繋がっていることを知る。

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