このサイトについて

複数のWeb小説の更新をまとめて確認できます。
各小説の「マイリストに追加」を押すとリストに追加されます。

■紹介記事
ネット上で無料で読める小説・ラノベの更新情報がまとめてチェックできる「Web小説アンテナ」 - GIGAZINE
【雑記】Web小説アンテナがオープン - まろでぃの徒然なる雑記
ランキングも追加されたWeb系小説更新情報サイト「Web小説アンテナ」 - TEXT FIELD

証言の壁シリーズ4

作者: ちえ

作品紹介

第7話:00時47分の病室

病院に着いたとき
時刻は――00:38

廊下は消灯され
ナースステーションだけが
青白く光っていた。

「00:47の患者は?」

佐倉は、
夜勤の看護師にカルテを見せた。

「この番号の病室です」

案内されたのは、個室だった。

ベッドの上には、
人工呼吸器につながれた若い女性。

名前:三浦 恒一
年齢:29歳
死因予測:呼吸不全

モニターの波形は、
不安定に揺れている。

佐倉は、時計を見た。

――00:42。

「さっき、
何か変わったことは?」

看護師は首を振る。

「急変はしてません。
でも……」

「でも?」

「この人
さっき突然
“まだ早い”って言ったんです」

佐倉の胸が、強く鳴った。

「誰に?」

「……誰もいない空間に」

00:45

病室の空気が、重くなる。

佐倉のスマホが震えた。

件名:今

本文:

「境目に、
人は立つ」

佐倉は、画面に打ち込んだ。

「止める方法を教えて」

すぐに返信。

「“時刻”を
一度だけ越えさせる」

「どうやって?」

「記録を書き換える」

佐倉は、モニターを見た。

死亡

タグ

更新情報