このサイトについて
複数のWeb小説の更新をまとめて確認できます。
各小説の「マイリストに追加」を押すとリストに追加されます。
■紹介記事
ネット上で無料で読める小説・ラノベの更新情報がまとめてチェックできる「Web小説アンテナ」 - GIGAZINE
【雑記】Web小説アンテナがオープン - まろでぃの徒然なる雑記
ランキングも追加されたWeb系小説更新情報サイト「Web小説アンテナ」 - TEXT FIELD
各小説の「マイリストに追加」を押すとリストに追加されます。
■紹介記事
ネット上で無料で読める小説・ラノベの更新情報がまとめてチェックできる「Web小説アンテナ」 - GIGAZINE
【雑記】Web小説アンテナがオープン - まろでぃの徒然なる雑記
ランキングも追加されたWeb系小説更新情報サイト「Web小説アンテナ」 - TEXT FIELD
証言の壁シリーズ2
掲載: アルファポリス
作品紹介
第3話:沈黙する担当医
南条 恒一――
田村の担当医であり、
死亡時刻を書き換えた張本人。
佐倉は、その男の行方を追っていた。
病院を辞めた後、
彼は突然、消息を絶っている。
住所は残っていた。
山沿いの古い団地。
インターホンを押しても、返事はない。
だが、郵便受けには新聞が溜まっていた。
「……最近まで住んでた」
管理人に話を聞くと、
意外な答えが返ってきた。
「南条さん?
三日前に救急車で運ばれましたよ」
「事故ですか?」
「いいえ……
“自殺未遂”です」
病院を訪ねると、
南条は個室にいた。
顔はやつれ、
点滴につながれている。
佐倉は名乗らず、
窓際の椅子に座った。
「……誰です」
「あなたが殺した人の記録を、
読んでいる者です」
南条の指が、
シーツを強くつかんだ。
「証拠はない」
「でも、書き換えた」
沈黙。
やがて、
南条はかすれた声で言った。
「……最初は、事故だった」
「最初?」
「薬の量を間違えた。
患者は苦しんでいた。
私は…記録を書き換えた」
「それで終わりですか」
「終わらなかった」
南条は目を閉じた。
南条 恒一――
田村の担当医であり、
死亡時刻を書き換えた張本人。
佐倉は、その男の行方を追っていた。
病院を辞めた後、
彼は突然、消息を絶っている。
住所は残っていた。
山沿いの古い団地。
インターホンを押しても、返事はない。
だが、郵便受けには新聞が溜まっていた。
「……最近まで住んでた」
管理人に話を聞くと、
意外な答えが返ってきた。
「南条さん?
三日前に救急車で運ばれましたよ」
「事故ですか?」
「いいえ……
“自殺未遂”です」
病院を訪ねると、
南条は個室にいた。
顔はやつれ、
点滴につながれている。
佐倉は名乗らず、
窓際の椅子に座った。
「……誰です」
「あなたが殺した人の記録を、
読んでいる者です」
南条の指が、
シーツを強くつかんだ。
「証拠はない」
「でも、書き換えた」
沈黙。
やがて、
南条はかすれた声で言った。
「……最初は、事故だった」
「最初?」
「薬の量を間違えた。
患者は苦しんでいた。
私は…記録を書き換えた」
「それで終わりですか」
「終わらなかった」
南条は目を閉じた。
タグ
更新情報
- 2026/02/19 文字数 1,060
