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「僕に婚約破棄されたくはないだろう?」「いいえ?別に構いませんよ?」「っ!?」

作者: Rika

作品紹介

「リオナ、君との婚約は破棄することに決めた」

「…婚約破棄、ですか?」

 婚約破棄を告げるには、どこか重々しい表情や雰囲気を醸し出すのが普通だと思う。…しかし婚約者であるリベリクは、どこか楽しげな表情でそう言葉を発したのだった。…この人は間違いなく、楽しんでいる。

「…どうする?私は本気だぞ?君は困るよなぁ私に婚約破棄をされてしまったら。周辺の人間にはどう説明するつもりだ?私に捨てられた愚かな女だと皆に言って回るのか?それとも身代わりとなる別の男を大急ぎで探すのか?…まあ君なら無理だろうなぁ…他に寄りつくような男はいまい(笑)」

 下品な笑みを浮かべながら、彼はそう言葉を発する。…私が泣きつく姿を見たいのだろう。

「…笑ってしまいますね、婚約破棄だなんて。…よくお考えになってください。そもそもこの婚約だって、あなたが半ば強引に手配したものではありませんか。一方的な婚約の前に私は拒否をすることもできず、気づけば今の状態になっていた。…そんな方法でしか婚約者をとれないあなたに誰がついてくるというのですか?それでも誰かがついてくるという自信があるのなら、それこそ

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