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「婚約式典…招待状…」  姉であるアリサから届けられたその招待状を横目に、私はじわじわと腹が立っていくのを感じた。招待状に記載されている、彼女の婚約者であるレオンは、私が以前目をつけていた男だっ...
「話が違いますわ!!先にビレッジ様と婚約していたのは私です!!婚約は私と行われなければ筋が通りません!!!」  見たことのない剣幕でそう口調を荒くするのは、前婚約者であるリナだ。…彼女がここまで...
静まり返った部屋の中で、一人の人物の影が動く。…このお城の支配人にして王都強奪をたくらむ、ストロノーフ様だ。 「さて…大切な話があるからと君をここに呼び出したわけだが…」  彼はそう前置き...
「お姉様、恨まないでくださいませ?私はお姉様のためを思ってオルフェ様との婚約を辞退したのですから」  姉であるエミリーに対し、私はそう言葉を告げる。オルフェはもともと私が狙っていた男だったものの...
「…大体、私は君に女としての魅力を感じたことが無い。…これこそ現に、君が努力を怠っている結果ではないのか?ほかの事ならまだしも、こればかりはそうだといわざるをえない。…どう思うよ?」 「…」 ...
「…お姉様、カソード様と懇意にされておりますよね…それはつまり、お姉様は彼と親しい関係にあることに違いないと感じております…」  確かに、それ自体は間違っていない…リナと私が仲がいいから、一応カ...
「聞いて驚け、エアリスとの婚約は破棄したのだ。もはや私を縛るものは何も無いぞ!!」 「…な、なんですって…!」  みるみるボルトの表情が変わっていく。そうかそうか、そんなにも私の事を… ...
「…お姉様、またアクティ様とお会いになっておられたのですか?…まぁ仕方のない事ですよね。お姉様は彼と結ばれたいのですものね?」 「…はい?」  なにか、分かったような口調でそう言葉を発する...
「ど、どうやら本当のようです…セレス様が…お屋敷の最上階から飛び降りたと…」  臣下の者からの報告を改めて受け、私は頭が真っ白になる…あんな平民女の一人くらい死んでしまおうとなんら痛くもないが、...
「お兄様…いつになったらルリアを追放してくれるんですの…私いつもいじめられていて…もうこれ以上は耐えられませんわ…」  私の膝の上でそう言葉を漏らすのは、最愛の妹であるセフィリアだ。 「す...
「…っ!」  がくがくと体を震わせながら、私はある人物の報告を自室で待っていた。…他でもない、以前婚約破棄追放してしまった、アトリアの事についてだ… 「レオン様!!情報をつかむことができま...
「婚約破棄すると言ったら、きっと取り乱すぞあの女(笑)」 「まったく、ブライン様もお人が悪いですなぁ(笑)」  臣下であるルベルトと話しているのは、私の婚約者であるミレアーゼの事だ。…いつ...
「…さて、単刀直入に言おう。君との婚約だが、破棄することになった」 「…そうですか」  …あまり驚きもしなかったのは、そうではないかという予感がしていたためだ。この人は最近他の女にあってい...
「…君を…心から…愛している…次に会える日を…楽しみにしているよ…と」  愛するマリナスへの手紙を心を込めてしたため、ほっと一息つく。 「…あとは、セレスとの婚約破棄さえ成立すれば…私は彼...
「クレアお姉様、今日はお姉様にうれしいうれしいご報告がございましてよ」  つい先日私の大切なグラスをわざと割ったこの女が、そんな事何も知らないと言った表情でそう私に言葉を並べる。…この間はこのテ...
「君との婚約は取り消すことにした。もう爵位も授与された今、私は次のステップへと進むのだ。マリン、君は私の次のステージには必要ない」  とうとうこんなことを言い始める始末だ。…自分におぼれた人間の...
「あの、お話と言うのは…」  クリフォード様に向かい、私は彼の言葉を待つ。  …正直、私はこの人が苦手で仕方がなかった。半ば無理やりここに連れてこられ、毎日毎日彼にいびられる日々。彼はこの世で...
「エリシアお姉様、これを見てくださいませ。ターナー様が私に贈って下さったペンダントですわ」  心の底から憎たらしい表情を浮かべ、私に向かってそう言葉を放つ妹のセレーナ。 「全く、私ばかりこ...
「…ま、まさか…き、気づいているのかい…?」  恐る恐る、と言った表情と口調で私にそう問いかける彼。 「何のことです?私はただ思ったことを口にしているだけですけれど」  …目に見えて...
「ルーフェリアお姉様、この度は残念でしたわね」  表情だけは残念そうな姿をしているものの、その口調は全くそういったものではなかった。 「…あなたが彼に婚約破棄を迫ったのね?…彼の何らかの弱...
「やれやれ…セレーナ様にも困ったものでございますなぁ…ガーリア様もさぞご苦労されていることでしょう」  私を気遣ってくれるこの男は、私が心を許す数少ない臣下であるフォードだ。この男ほど忠誠心にあ...
「言いたいことはいろいろとあるだろうけど、とりあえずはそういう事だ」  …重大な事実を告げたにしては、何ら深刻そうな表情はしていない様子のターナー様。 「…つまり、婚約破棄という事でよろし...
私は、伯爵様との婚約を控えていた。今にして思えばあの時の私は彼に洗脳されてしまっていて、どんな理不尽な要求であろうと、どんな理不尽な起こられ方をしようと、私はすべてを受け入れていた。  幼き頃からの...
「はあ…なんだか気持ちが覚めてしまったな…もういいよ、出ていきたまえ」  フォードの口から発せられたのは、突然の婚約破棄であった。  …しかしおそらく、これはただのカマかけ。彼は本当に婚約破棄...
偽りの婚約者とでも呼ぶべきアイザック伯爵との婚約が白紙となってから3か月ほどが経過した。一人気ままな生活を送る私はすっかり体調が回復し、彼の下で抑圧されていた時の事がすっかり嘘のようだ。  そんな私...
「な、なんですの…話と言うのは…ゲホッゲホッ…」  相変わらずのミルアに対し、私はある話を始める。 「今日は素晴らしいお話を持って来たわ。…私が婚約することになっていたアローズ様が、あなた...
「い、いなくなっただって??」 「はい…探しているのですが、お姿がどこにも…」 「馬鹿者!!!ちゃんと見張っていろと言っただろうが!!」 「も、申し訳ありません…」 「まったく...
―――― 「フィアナ、明日はアリサとパーティーに出かけてくる。支度をしておいてくれ」 ―――― 「なんだフィアナ、君はこんなこともできないのか…ちょっとかわいげがあるかと思ってここま...
私には婚約者様がいた。  その人は一国の王子様で、その容姿は誰の目にも美しく映り、男性的にも全く非の打ち所のない人物だった。  そんな王子様が、なんの取り柄もなく、容姿に優れるわけでもない私と...
「食事会で出会ったあの男性、ずっと私の事を見ていましたわ…私が魅力的なのは分かりますけど、あんな下品な目つきで見るのは背筋が凍るような思いでしたわ…」 「そう、それは大変だったわね。だけれどシー...