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ハイキング中、ふと余所見した隙に足を踏み外したシズクが落ちたのは砂の渦巻くアリジゴクだった!? 必死に抵抗をしても砂の引力には敵わない、もうおしまいだ...そう思ったとき渦の中…
17歳で命を落とした角山ミサキは棺桶の中で眠る自分の姿を見る事で死んだ事を実感した。そこへ現れるタキシードを着た細身の男、自らをアンノウンと名乗るその男は同時に己を〝死神〟なの…
街の隅の小さな建物、そこにはとあるデリバリーサービスが存在していた。 〝出張裁縫屋〟 求める者のオーダーを聞き衣類やその他諸々の修繕、制作を行う。 店のオーナーである老婆 派…
完命薬、治験のバイトで飲まされた怪しげ無い薬は少年の身体を不老不死の肉体へと変貌させた。人類の夢、究極の生命体、そうなれるのかもしれないという期待もあったとは思う。 しかし宿…
朝起きて歯ブラシを握ると、歯磨き粉が底を尽きている事に気が付いた青年。 直ぐに車を走らせてコンビニへ買い足しに向かうが中に店員はいない。 謎のウイルスが蔓延し、死者が彷徨うこ…
刑務所から、一人の囚人が脱走した。 殺人、暴行..様々な悪事に手を染めたその男は再び世に身を投じ自由を得るのだった。  「出来るだけ遠くに逃げてラクをする」 人の目を避けなが…
神々が秩序を保ち、天使達が暮らしている天空の世界・ユグドラシル。 ある日、神々の棲む城の宝物殿から大いなる聖杯が何者かによって奪われた。世界の核であり全能の神であるゼウスは直…
ライフセーバーの男は今日も仕事をしていた。命の関わる仕事ゆえ、責任を抱え己の身も大事にしなければならない。 しかしその割に、人に大事にされる事は少なかった。人を助けてもお礼を…
人生をただフラフラと適当に過ごしていた25歳の坂下 貞治は、同級生に遅れをとり今だに地元で実家暮らしをしていた。 する事といえばコンビニに行って弁当を買いテレビの音を流しなが…
文化祭でお化け屋敷を行う事を知った2-Bの生徒、素村良太は当然の如くサボろうと乗り気でない態度を示していた。だがそれを発案した人物が好意を寄せる同級生の女子立花有里紗だという事を…
そこそこの企業に勤めるそこそこの会社員大喜寺健太は独り立ちし悠々自適な生活をする事に強い憧れを持っており、常に金や権力に繋がる人脈を得る事を考え損得感情を重視して生きていた。 …
「こんな物語あったら」と冒頭のみを書いて後を想像させる事が出来たらと思います。
突如街に訪れた旅人の青年。 車椅子を引き口が聞けず右腕は義手、待ち合わせていたスケッチブックにペンで文字を描き自らの名を名乗る。 「僕はバスコ、街を案内してほしい。それと宿」 たまたま通りか...
ゾンビに噛まれた青年、春彦。 もう終わりだと思っていたが、割と自我がある事に気付く。顔色悪く、具合も悪いが余り普段と変わらない為いつも通りの生活を続ける事にした。 死して尚続く日常を描く、ゾンビコ...
昔は平和な森だった。兄と二人、楽しく暮らしていたが突然世界は変わった。空は濁り、空気は汚れ兄すらもいなくなった。家に帰ろうにも、森は多くの獣に占領させ身動きが取れない。 いっそ喰べられてしまおう...
乱櫻高校の教師である至木 英良《いつるぎえいよし》は、国語の講師かつ2-B組の担任でもある 教師になった理由は明白で、女子生徒に手を出す為。自身の学生時代に勉強ばかりをしていた為、青春を謳歌出来...
更新: 2021/11/08 文字数 8,106
ロサンゼルスに突如パンデミックが発生した。街の人々が理性を失い、次々と人間を食らい襲い始める。ロスの悲劇と呼ばれたこの現象は街中を脅威に至らしめ、多くの人間が被害を受けていた ロサンゼルスに住む...
20歳のタクジは目的も無く生きていた。 やる事といえば夜の散歩、近所のコンビニに行くくらいの距離だがぼんやりと毎日歩いている。 コンビニまでの道中に通るとある家の窓からはガラス越しに脱衣所が見える...
更新: 2021/10/01 文字数 102,450
〝駅前は大いなるキャンパスだ〟 街のギャング達はそう言いながら毎夜のように絵を描く。 それを消すのは業者の仕事、どんなに上手い絵でもガラクタのような絵でもラクガキはラクガキ。業…
過去に悲惨な人生を送っていた青年は来世で楽器界へ転生し新たな生を受けていた。 音がモノをいうその世界で、彼が転生したのはなんとシンバル。地味オブ地味、憧れるオーケストラ楽器おそら…
現代に舞い降りた忍者 服部忍 慣れないながらも営業に邁進し日々を生きていた。歴史のズレから起こるミスやハプニング、本人は気づいていないが周りに迷惑を掛ける事もしばしばの駆け出し社…
江戸の時代の隅で起きていた事。 多大な戦に隠れて生じた呪いの戦慄は、小さな街の殆どの侍を死に致らしめた。 呪いは毎度様々な形で降りかかるが、鎮める形はいつも変わらない。 「呪い…
大崎陽奈は良く夢を見た。 赤く染まった死体の山を、見つめては起きを繰り返していた。父と母が失踪したあの日から。 不気味な夢に悩まされるもひっそりと学生生活を送っていた。 そんな折…
「刻まれた文字は意味があり特別です」 とある男がそう言っていた。 〝イニシャリスト〟と呼ばれる人々は身体にアルファベットの痣のような文字によって迫害を受け忌み嫌われる。 生まれつ…