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『妖怪』
そこには“畏れ”のみならず、“不可思議”と“愛らしさ”も同居する。
本書では“現代に生きる妖怪”をテーマに、妖怪画の祖、鳥山石燕著『画図百鬼夜行』に登場する怪異を頁順に紹介していきたい。
...
俺の地元にある『I池』。 俺はそこで“妖怪”を見た。 *著者自らによる脚色一切無しの実体験。 鳥山石燕 著 『画図百鬼夜行』第二十四頁より【海座頭】
「あそこには山の怪が出るで行っちゃいかんよ」 そう祖母に言い聞かされて育てられて来た。 その山に住まう童は人外であると。 鳥山石燕 著 『画図百鬼夜行』第四頁より【山童】
終夜鴉紋(しゅうやあもん)が転移したのは、赤い瞳の人間を『ロチアート』と呼び、家畜の様に管理して喰らう絶望の世界であった。
秩序の守られた泰平の世。その世界に何の悪意もなく大切なモノを奪われた鴉紋は、...
目前にそびえた山の鬱蒼とした緑の中に、ポツンと女の白い顔が浮かんでいるのに気付く。 人の分け入る筈の無い切り立った山の斜面から、眼下に流れる一本の清らかな川を挟んで、古い旅館の一室に胡座をかいた俺と今...
家賃二万のボロアパートに住んでいる俺の元へと、ある時隣の女へと宛てた仕送りが間違って郵送されて来る。食う物に困る位の苦学生だった俺は、それを黙って受け取り自分の食い物にした。だが女の母親から送られて来...
そういった、由緒と歴史のある古い日本屋敷に寝泊まりをし、貴文は物心つく前から――本当にいつからなのだろうか、“それ”を視ていたのだった。 小説家になろうにて (ホラー短編集)我々の身辺の在り来たりなる...
私達の住むこの世界と、一つだけボタンを掛け違えた“異界”には、魑魅魍魎が跋扈している。 小説家になろうにて (ホラー短編集)我々の身辺の在り来たりなる怪談集 百夜連続投稿しています。 https://...
何かがオカシイ。 正月に実家に帰省することが叶わず、悲観に暮れていた俺。そんな俺の元へと、正月休みを楽しむ家族からのメールが来る。
俺がまぁまぁ高い金を出して購入した最高の原付きは、とある事件をキッカケにして恐怖の対象になっちまったんだ。 今日は、その時の話をするよ。
「引きこもりニートの私が、最強最悪のオッサン凶悪犯と入れ替わった!?なんで私が戦いの日々に巻き込まれなくちゃならねぇんだ!……お前はお前で、なに私の体でオタク生活を満喫していやが…
かつての世界でうだつの上がらない人生を送っていた山田拓朗は、死後に異世界へと転移する。そこで彼を待っていたのは、剣と魔法の世界だった。
その世界で彼は「ケイン」となり、いわゆるチ…
そこまでの状況に至ってようやく私は確信する。この世界は、元居た世界とは少しだけ違う、“異界”であると。
――コノ空ハ、何処迄続クノダロウ?
歪なソレは機械の翼。継ぎ接ぎだらけのスクラップは、闘争の果ての毒空を一直線に駆け上がり、夢になった。
世界大戦の勃発を皮切りにした人口の著しい…
……繰り返し続けるこの村で、
双子の奏でるピアノの旋律だけが変化していく。
ピアノ×ファンタジー×ミステリー
彼等は皆、一日で全てを忘却してしまう。
繰り返されるピアノの旋律だけを除い...
……繰り返し続けるこの村で、
双子の奏でるピアノの旋律だけが変化していく。
ピアノ×ファンタジー×ミステリー
彼等は皆、一日で全てを忘却してしまう。
繰り返されるピアノの旋律だけを除いて。
...
陰陽渦巻き不可思議が跋扈(ばっこ)する日本の古都――京都。
妖に陰陽師……伝統と、摩訶不思議の力迸るこの由緒ある地に、知る人ぞ知る言い伝えがあった。
それは、“あちらから”導かれ…
見るともなく、視線はそこに吸い寄せられる。
そうしたくは無いのに、
幼い頃より必ず“それ”は月光の注ぐこの時間に、
2000文字程度の怪談になります。
鳥山石燕著「影女」とい…
私はお母さんが大好きです。
なのにこんな夢を見続ける――――
※
カクヨムコン8短編参加作品
グロ注意
1000文字程度の短編怪談
他にも怪談上げていますのでブクマ評価レビ…
「……あれかねぇ、この顔はやっぱり。……目が合っちまったんだよねぇ。それだけだぁ。だから、こんな人に付きまとわれる覚えは無いんだけど」
※カクヨムコン8短編参加作品
2500…
中学生になって今の町に引っ越すまで、僕は団地に住んでいた。
石の塔が無数に建ち並んだその住宅街には時折『ピンクババア』が現れたんだ。
※カクヨムコン8短編参加作品。
2…
その社員寮は築五十年にもなり、かなり老朽化していました。
私はこんなボロい寮を早く出たく出たくて堪りませんでした。
※カクヨムコン8短編参加作品
600文字程度の短編…
俺は世にいうクソゲーハンターだ。世の中の忌むべきクソゲーをこよなく愛して収集している。
カクヨムコン8参加作品
2200文字程度のフザけた怪談です。
ブクマ評価レビュー等…
“いらん”オジサンはね、真冬だろうと関係無く上下白のハーフパンツと半袖を着てる、麦わら帽子のオジサンなんだ。歳は70代位でハゲ頭。常に目を弓形にして微笑んでいるその姿は、まるで絵…
あぁ、まぁそのじゃあ話させて頂きます。短い話ですし、聞いた人の大半は僕が狂っていると思うだけの話しなんですが……僕の人生に今もってして、いえ、このまま死んで棺桶に入るまで、多大な…
ボロアパートで暮らす苦学生の俺。
手元に届いたのは、隣の女への仕送りだった。
※4000文字程度の短編ホラーです。
カクヨムコン8参加作品
ブクマ評価レビューお願い致します。
部活帰り、無人駅の外灯の下に居る赤い女。
※4000文字程度の短編怪談です。
カクヨムコン8参加作品
評価レビュー等頂けますと嬉しいです。
「革命のファンファーレを拝聴させてやる、女」
――その天使は、あらゆる技能に置いて、“二番目”になる才を有する。
王たるべくして生まれた彼は、天賦の才にて全てを凌駕するも、あ…
「革命のファンファーレを拝聴させてやる、女」
――その天使は、あらゆる技能に置いて、“二番目”になる才を有する。
王たるべくして生まれた彼は、天賦の才にて全てを凌駕するも、あらゆる分野に置いて、決して...
妖怪の跋扈する魔界は、力こそが全ての世界。
白雪ヨドミは、種族カースト最上位の“妖狐”の母と、種族カースト最下位の“人間”の父との間で産まれた半妖である。
いつまでも妖狐の力を…