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ブラッド•シンデレラ~人間を食べていた私は、いつしか人間のお姫様になりたいと憧れ続けた~

作者: donguri

作品紹介

幼い頃、良くお母様から絵本の読み聞かせをしてもらっていた。 絵本から見るお姫様の姿は、綺麗な白いドレスに真っ赤な靴を履いている。 その輝かしい姿は、女性誰しもが一度は憧れる物。 “トリナ”と名乗る黒髪の少女も、絵本に出てくるお姫様を見るたび輝かしい姿に憧れる子どもだった。 「お母様!いつか私もこの絵本に出ているお姫様みたいに慣れるかな?」 「えぇ…きっと慣れるわよ。良い子にしていればね」 「私、良い子でいる!ずっと!」 お母様の言葉を、ずっと私は信じていた。 “良い子にしていれば、きっと人間のお姫様になれる” けれど、現実は違った。 母から貰っていた肉が憧れていた人間の物だと初めて知った時どうしようも無い苦しみを感じる様になった。 私は、憧れている人間を食べなければ生きる事すら出来ないヴァンパイアであり化け物と同じだった。 もう、人間のお姫様に憧れや希望を抱く資格なんて無い。 けれど、もし夢が叶うとするなら白いドレスを着て人間の王子様と手を繋いで踊ってみたい。 “誰も傷つける事が無い手のひらで” 夢に呪われたヴァンパイアの少女の、孤独なシンデレラストーリーが始まる。 ※この作品は血の表

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