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神籬(ひもろぎ)の柿色
掲載: ノベルアップ+
作品紹介
夏祭りの熱が冷めきらない夜。 「きもだめし大会」の名目で神社に集められた子供たちは、境内の真ん中に立てられた“太く大きい一本のろうそく”を囲む。 語り手は村の長老。 不作のたびに、村の子供を祠に縛り、生贄として捧げた――そんな因習の話を、まるで昔を撫でるように静かに語り始める。 十日間、誰も近づけない祠。 十日後に残るのは、縄と血のような染み。 そして翌年、嘘みたいに豊作。 だが生贄の中に、たった一人だけ“生きて戻った子”がいた。 その子が見た鬼たちの記憶は、ろうそくの火の揺れに合わせて、今夜の闇へにじみ出していく。 途中で子供たちが投げかける素朴な質問が、逆に真実を剥き出しにし――やがて「語り」は、ただの昔話ではなくなる。
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更新情報
- 2026/02/21 2026年2月21日更新
- 2026/02/20 2026年2月20日更新
