このサイトについて

複数のWeb小説の更新をまとめて確認できます。
各小説の「マイリストに追加」を押すとリストに追加されます。

■紹介記事
ネット上で無料で読める小説・ラノベの更新情報がまとめてチェックできる「Web小説アンテナ」 - GIGAZINE
【雑記】Web小説アンテナがオープン - まろでぃの徒然なる雑記
ランキングも追加されたWeb系小説更新情報サイト「Web小説アンテナ」 - TEXT FIELD

見つけない探偵

作品紹介

老探偵・倉木周平のもとに、宮沢朋子という女性が「夫の浮気調査」を依頼に来る。夫の淳一は三か月ほど前から毎日、会社帰りに自宅最寄りの二駅手前で降り、一時間ほど寄り道してから帰宅していた。朋子は女の存在を疑うが、本当は夫が自分の知らない場所へ心を置いていることに苦しんでいた。 倉木が尾行すると、淳一は古い団地の空室、三〇七号室の前に毎日五分だけ立って帰っていることがわかる。誰かに会う様子はない。調べるうちに、その部屋には三十年以上前、春原理香という女性が住んでおり、淳一と結婚するはずだったらしいことが判明する。理香はある雨の夜、持病の発作で亡くなった。淳一はその夜、団地の下まで来ながら、家族の反対や自分の弱さに負けて部屋へ上がらず帰ってしまった。 定年が近づき、死を意識する出来事をきっかけに、淳一は忘れたふりを続けられなくなっていた。彼は浮気ではなく、見捨てた過去の自分を毎日見張りに来ていたのだった。倉木は真実をどこまで妻に渡すべきか迷い、報告書に「浮気の事実なし」と記したうえで、一行だけ添える。 「ご主人は、誰にも会っていません。ただ、昔の自分を見張っています。」 朋子はすべてを知らされ

タグ

更新情報