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【完結まで予約投稿済】妹を救うたび、オレは「俺」を忘れていく。〜両親の仇である最強の獣魔(影の王)は、落ちこぼれとして君と生きる〜

作者: 憮然野郎

作品紹介

「いいんだ。お前に『人殺し』と蔑まれても、お前が生きているなら──オレは、俺を捨ててやる」
 突如として現れた異形の怪物【獣魔】により、人類の生存圏が脅かされる世界。対獣魔の精鋭を育成する「聖痕学園」において、黎明駆(れいめい・かける)は魔力出力最低の「万年落ちこぼれ」として、周囲から嘲笑される日々を送っていた。
学園祭の演劇で森の木 Aという屈辱的な役を真面目に演じる彼を、誰が最強の怪物だと疑うだろうか。
 しかし、駆には血塗られた【真実】があった。15年前、幼児だった彼が自らの両親を惨殺したのは他ならぬ獣魔へと変貌した自分自身。そして今、隣で無邪気に微笑む最愛の妹・陽葵(ひまり)さえも、かつて彼がその手にかけようとした存在だったのである。
 己の正体を隠し人間に擬態して「家族」をやり直す。それが駆に自ら課した唯一の贖罪だった。だが、その薄氷の平穏は知性を持つ獣魔の襲来によって無残に切り裂かれる。
「──オレを呼んだか、陽葵」
 妹の危機に駆は禁じられた【影の王】の力を解放する。それは学園のエリートさえ一瞬で飲み込む絶対的な闇の領域。だが、強大すぎる異形の力を振るうたび、駆の脳裏から

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