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【書籍化】辺境の【杖職人】が、自分の作る魔法杖は世界最高だと気付くまで ~「魔力ゼロ、愛想もない」と婚約破棄された私が、帝都でひっそり店を開いたら、いつの間にか国中の英雄が並ぶ行列店になっていました~

作者: 茨木野

作品紹介

「ソフィア、お前のような『魔力ゼロ』で『仕事が遅い』無能とは婚約破棄だ!」

 辺境の村で、祖父から受け継いだ魔法杖工房を営むソフィア・クラフトは、ある日突然、商会主の婚約者から絶縁を言い渡される。
 効率とスキル至上主義の彼にとって、素材と対話し、手作業で一本の杖を削り出すソフィアのやり方は「時代遅れ」でしかなかったのだ。

 店も看板も奪われたソフィアだったが、彼女は決して無能ではなかった。
 生まれつき魔力が完全に「ゼロ」である彼女は、それゆえに他者の魔力や素材の声を誰よりも鮮明に聞き分ける、特異な感性を持っていたのだ。

 愛用の道具だけを持って、帝都へと旅立ったソフィア。
 路地裏で看板もない小さな工房を開いた彼女のもとに、一人の男が現れる。

 帝国軍魔導師団長、ギルバート大佐。
 あまりに強大すぎる魔力ゆえに、あらゆる杖を破壊してしまうことから「破壊神」と恐れられる孤高の男。

「……俺の炎に耐えられる杖など、この世には存在しない」
「いいえ。私が、あなたにぴったりの杖を作りましょう」

 ソフィアが削り出した杖は、ギルバートの魔法を完璧に制御し、帝国の常識を覆していく。

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