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無才の落第騎士、万物の霊体を喰らって神へと至る 〜契約した英霊をフュージョンしたら、規格外の「レジェンダリー」が誕生しました。なお、スキルを使うたびに魂が削れる模様〜

作者: 狸侍

作品紹介

「お疲れ様。ボクの中に、おいでよ」

アグニール騎士公爵家の三男アヴァンは、一族の象徴である赤髪ではなく、死人のような「灰色の髪」を持って生まれた。
魔力測定の水晶は一度も輝かず、十一歳の誕生日に父から告げられたのは、家系図からの除名と、地図の端に追いやられた『亡霊の村』への追放だった。

絶望の淵に立たされた少年。しかし、その背中を支える者がいた。
亡き母との約束を胸に秘め、主人のために毒舌を吐きつつ付き従う、凄腕の老執事バルト。
そして、辿り着いた廃村の井戸の底で出会ったのは、数百年もの間、誰にも看取られず死んでいった「誇り高き老兵」の霊体だった。

魔力が「空っぽ」だったアヴァンの体。
それは欠陥ではなく、あらゆる霊体を100%純粋に受け入れることができる、世界で唯一の『聖杯(うつわ)』の証。

右手の甲に刻まれた「盾と剣」の紋章を皮切りに、アヴァンは世界各地に眠る英霊たちの魂と契約し、彼らを「合成(フュージョン)」させることで、失われたはずの伝説級(レジェンダリー)の力を現代に蘇らせていく。

だが、その力には大きな代償があった。
――強力なスキルを解き放つたび、契約した霊体は

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