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青き決別の堕天黙示録(エンジェルリセット)
掲載: 小説家になろう
作品紹介
空腹だけが、私が私として生きている証だった。
天空都市アスタリアの片隅で、弟と二人きりで暮らす少女、カナリアは今日も神殿から与えられた“魂の観測”の仕事をしながら、飢えから目を逸らして生きていた。
ガリっとペンの先に力を入れて、白紙の模造紙に魂の残数を記入する枠を書き上げる。
これは神様からの仕事。
天使の誰もやりたがらない役割だけど、カナリアにとってはこの時間が、天界で生きる為に必要な理由だった。
澄んだ瞳で眺める薄明の雲海。 体温よりずっと低いそよ風が身体に刺さると、肺の中が重たくなる。
今日も世界は息苦しく、カナリアは精一杯の真っ白な息で空に存在を主張する。
きっと今日も変わらない。
だけど生きられない訳でもない。
どれだけ虐げられようとも、この天界にも私たち姉弟を助けてくれる天使族族長イデルバと、族長の妻であるマリアがいる。
大丈夫。 胸を張って仕事を始めたそんなある日。
勤務中に魂ではない、自分によく似た何かをカナリアは観測した。
『ねぇ、思い出した?』
――思い、出す?
怖くなって強く閉じた瞼。 気がつくとカナリア
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更新情報
- 2026/06/17 全32部分
- 2026/06/16 全31部分
- 2026/06/15 全30部分
- 2026/06/14 全29部分
- 2026/06/13 全28部分
- 2026/06/12 全27部分
- 2026/06/11 全26部分
- 2026/06/10 全25部分
- 2026/06/09 全24部分
- 2026/06/08 全23部分
- 2026/06/07 全22部分
- 2026/06/06 全21部分
- 2026/06/05 全20部分
- 2026/06/04 全19部分
- 2026/06/03 全18部分
- 2026/06/02 全17部分
- 2026/06/01 全16部分
- 2026/05/31 全15部分
- 2026/05/30 全14部分
- 2026/05/29 全13部分
