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【書籍発売中】公女が死んだ、その後のこと【本編引下げ済】

作者: 杜野秋人

作品紹介

【アルファポリス第17回恋愛小説大賞 奨励賞受賞作品】
【祝書籍化】
㈱アルファポリス社レジーナブックスより、好評発売中!
書籍化に伴い作品の本編部分は取り下げました。ご了承下さい。
※作品ページ自体は残して、番外編を順次アップします。



「お母様……」

冷たく薄暗く、不潔で不快な地下の罪人牢で、彼女は独り、亡き母に語りかける。その掌の中には、ひと粒の小さな白い錠剤。

「言いつけを、守ります」

最期にそう呟いて、彼女は震える手で錠剤を口に含み、そのまま飲み下した。


こうして、第二王子ボアネルジェスの婚約者でありカストリア公爵家の次期女公爵でもある公女オフィーリアは、獄中にて自ら命を断った。
彼女の死後、その影響はマケダニア王国の王宮内外の至るところで噴出した。


「ええい、公務が回らん!オフィーリアは何をやっている!?」
「殿下は何を仰せか!すでに公女は儚くなられたでしょうが!」
「な、ならば蘇生させ」
「あれから何日経つとお思いで!?お気は確かか!」


「何故だ!何故この私が裁かれねばならん!」
「そうよ!お父様も私も何も悪くないわ!悪いのは全部お義姉さまよ!」

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