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転生したらしいけど俺は、レオナルド・ダ・ヴィンチだ!探偵です????【ローマ編】

作品紹介

序章:天才のパレットはいつも退屈に塗られている
「おい、レオ。またその得体の知れない数式か? それとも、ただの落書きか?」

馴染みの酒場『老いたる跳ね馬亭』の主人、マルコが、木製の重いジョッキを俺の机に叩きつけるように置いた。泡立つ麦酒(エール)が数滴、俺が広げていた羊皮紙の端に飛び散る。

「おっと、気をつけてくれよマルコ。これはただの落書きじゃない。『猫の肉体運動における骨格の連動性と、空間把握魔法の幾何学的交差に関する考察』さ。……まあ、平たく言えば、どうして猫って生き物は、あんなに狭い隙間に『ぬるり』と入り込めるのかっていう、全宇宙の謎への挑戦だな」

俺は手に持っていた銀のスタイラス(鉄筆)を回し、ふっと息を吹きかけた。

俺の名はレオナルド・ダ・ヴィンチ。今年でちょうど三十路、つまり三十歳だ。
世間一般では「もう若くない」だの「おじさん」だのと言われる年齢らしい。鏡を見るたびに、目尻の笑い皺が増えていくのを感じるが、まあ、男の渋みが増したと思えば悪くない。

この街――七つの丘に囲まれ、巨大な大聖堂のドームが天を衝く、美しくも混沌とした都『ローマ』。
ただし、お前たちが知

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