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『「お前のスキル【記録】って何の役にも立たないよな」と勇者パーティーを追放された俺、実は世界の全てを"保存"していた件 ~もう遅い、お前らの強さも弱点も、俺の手のひらの上だ~』

作者: les.

作品紹介

辺境出身の青年・ノア・クロウリーが授かった固有スキルは【記録(レコード)】
見たもの、聞いたもの、触れたものを、ただひたすら"記録"し続けるだけのスキル。攻撃力ゼロ。回復力ゼロ。バフもデバフもなし。
「記録するだけ? 日記でも書いてろよ」
勇者パーティーの仲間たちはノアを嘲笑い、雑用と荷物持ちに押し付け、戦闘では後ろで震えていろと命じた。
それでもノアは黙々と仲間を支え続けた――三年間。
仲間の戦い方を、癖を、弱音を、寝顔さえも、すべて【記録】の中に積み重ねながら。
しかし魔王軍の四天王の一人を討伐したその夜、勇者アルフレッドは高らかに告げる。
「ノアお前、もう要らないわ役立たずは置いていく」
聖女は目を逸らし、賢者は鼻で笑い、剣姫は「お疲れさま」とだけ言って背を向けた。
こうしてノアは、世界を救う旅から放り出された。
だが、それこそが世界の歯車が狂い始めた瞬間だった。
ノアの【記録】は、ただの記録ではなかった。
それは世界そのものを"保存"し、"再生"し"上書き"する――神域に届く絶対権能。
仲間たちが放った魔法も、その詠唱の一語一句も、剣筋も、呼吸のリズムも、全て"再現可能"。

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