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外れ刻印の灰掃き、魔物の群れを刈るたび廃村が目を覚ます ~追放された少年は灰鐘を鳴らし、底なしの夜を今日で止める~

作者: 花守りつ

作品紹介

碧鋼騎士団の荷運びだった少年リオは、魔法も剣の紋も持たない「灰掃き」の外れ刻印を理由に、魔物の巣である鈴無し谷へ置き去りにされる。

死にかけたリオが辿り着いたのは、鐘の鳴らない廃村カナン。そこで彼は、倒した魔物の灰を受け取る古い鐘、灰鐘を目覚めさせる。

灰は、ただの戦利品ではなかった。井戸に捧げれば水が戻り、炉に入れれば刃が鍛えられ、道に撒けば逃げ遅れない足場になり、名札に混ぜれば消えかけた人の居場所を繋ぎ止める。リオが魔物の群れを刈るたび、廃村は少しずつ息を吹き返していく。

だが、村が強くなるほど谷の奥から現れる敵も増え、かつてリオを捨てた騎士団長グラウは、灰鐘を喰らう存在へ村を捧げようとしていた。

これは、外れと呼ばれた少年が、灰を力に、力を村に、村を仲間に変えながら、底なしの夜を一章で打ち切る物語。

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