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『魔女の置き土産』ー魔女と呼ばれた聖女の遺産を、弟子の俺がすべて破壊する

作者: キョウ

作品紹介

《魔装》。

それは、人の持つ力を引き上げ、時に戦場の常識さえ塗り替える武器。

その中でも、特別な十二の魔装が存在する。

《魔女の置き土産》。

かつて“聖女”と呼ばれ、今では“魔女”と忌まれる者――セレスティアが遺した、十二の形見。

そしてそれは、聖女の弟子ユキが探し求め、ひとつずつ壊そうとしているものだった。

セレスティアは、ただ誰かを救いたかった。

歩けない者を支えるために。
大切な人と共にいたい者のために。
ひとりで泣いている誰かのそばにいるために。

だが、願いはいつも正しいとは限らない。

優しい願いほど、歪められた時に残酷な力へ変わる。

人を支えるための魔装は、いつしか人の身体を縛る道具になった。
空を取り戻すための力は、やがて空から命を奪う刃になった。
誰かを救うための奇跡は、争いを生む火種になった。

歪んだ願いは争いを呼び、形見は罪となる。
やがて世界は、彼女を“魔女”と呼ぶようになった。

それでも、弟子のユキだけは知っている。

セレスティアは、誰よりも優しかったのだと。
彼女が遺した力は、誰かを傷つけるためのものではなかったのだと。

だからユキは

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