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記憶を巡る『平安』物語 ~剣道中学生に宿る平安時代の記憶と、現代に甦る源平の因縁~

作者: はる❀

作品紹介

「君はまだ、前世を思い出していないんだね」 目の前の彼は敵か、友か――


「もはや、これまでか」
――西暦1185年、平安時代・壇ノ浦。軍を指揮した平知盛は、不思議な言葉を耳にする。
その彼の記憶は……魔物や神様のいる、ふぁんたじぃな日本に生きる中学生に刻まれていた。



「僕」こと伊月 晃(いつき あきら)は、前世の記憶が一切ない、ごく普通な中学生として剣道に打ち込んだ生活を送っていた。今日は全国大会当日。準決勝を制した伊月が残すは決勝戦のみ……のはずが、決勝戦を目前に魔物が出現し、剣道の決勝戦は延期ではなく中止となる。

そこに現れた、決勝戦の相手でもある絶対王者・眞城(ましろ)。

「君は前世を思い出していないんだね」

初めて話すのに感じた強烈な既視感に違和感を覚えた伊月は、ここから新しい扉を開いていくこととなる。
そして突如として現れる魔物。覚醒前の晃は、どう対処していくのか。

(考えろ……今僕に、できることは)
「――脳、か……!」

「この勝負、兄気味の勝ち、じゃな」


人知れず暗躍する、謎の討伐隊、兄の秘密、そして――脳裏をかすめる『誇り高き武将』の記憶。

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