このサイトについて

複数のWeb小説の更新をまとめて確認できます。
各小説の「マイリストに追加」を押すとリストに追加されます。

■紹介記事
ネット上で無料で読める小説・ラノベの更新情報がまとめてチェックできる「Web小説アンテナ」 - GIGAZINE
【雑記】Web小説アンテナがオープン - まろでぃの徒然なる雑記
ランキングも追加されたWeb系小説更新情報サイト「Web小説アンテナ」 - TEXT FIELD

美しいらいおんのお姫さまのしーと外に出ることができない檻みたいな閉ざされた幽霊のお城。

作者: 雨世界

作品紹介

 美しい真っ白な『幽霊のお城』の大きな城門はとても硬く閉ざされていた。どんなことをしても(叩いても、蹴っても、思いっきり押しても)開けることはできなかった。
「誰かいませんかー!」
 大きな声でそう叫んでも、誰からも返事はなかった。(返事がないだけじゃなくて、どこにも、誰もいなかった。それはここが幽霊のお城で、今がまだ夜じゃないからだろうか)
 しーはしょうがないなと言ったような顔をしてから、両手を腰につけて、大きな門の前に立ったままで、じっと閉ざされた城門を睨みつけるようにして見つめた。
 世界にはとても冷たい風が吹いている。(寒くて、ぶるっと一度、しーはその体を震わせた)
 見上げると、空は灰色をしていて、明るい太陽はどこにも見えなかった。(ここにきてからずっとそうだった。やっぱり幽霊は太陽がにがてなのかもしれない)
 まいったな。幽霊のお城の中に閉じ込められちゃった。
 ……、幽霊。幽霊のお城か。
 ただのうわさだけの嘘じゃなくて、本当にあったんだ。
 しーは思う。(それからすこしだけ自分のために笑った)

タグ

更新情報