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リウムとファレノ

作者: 有永

作品紹介

王宮での領主会談を終え、帰領を急いでいたフロルラル公爵騎士団。あと少しで領という所で魔物の群れに襲われる。応戦するが徐々に疲弊していき、絶望を感じ始めていた時に、

「おいで、カーバンクル」

凛とした、しかしどこか柔らかな声が響く。声の主を探すフロルラル一同の前に、額に真紅の宝石を埋め込み、ふさふさの長い尾を持ったウサギと猫を足した様な聖獣が現れる。

「サファイア・シールド」

聖獣の鳴き声と同時に、エメラルド色に輝くオーロラのような盾が、騎士団を包み込む。
魔物の突進は弾ける水飛沫のように弾き返された。

音もなく、ひらりと青年が舞い降りる。
ファレノたちは、その美しさに息をのんだ。

胸元まで大胆に開けた白いドレスシャツ。細い腰には淡い茶色のサスペンダーがかけられ、同色のスラックスとショートブーツが、長い脚のラインを際立たせる。
艶やかなミルクティー色のショートヘアはルーズに流れ、端正な顔立ちを彩る。そして何よりも目を奪われたのは、青年の持つ武器だった。
自身の身長を優に超える、純白のツヴァイヘンダー。その巨大な剣を片手で軽々と持ち、一閃する。光の軌跡が描かれると、魔物の前列が

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