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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。

作品紹介

「嘘だ…こんな…」

灰色の石壁に覆われた薄暗く肌寒い部屋の中、僕の目の前に置かれた巨大な水晶珠に映し出されるのは、人の住む街が破壊しつくされた「地球」

炎から逃げ惑う群集。襲い掛かる異形の怪物。応戦する各国の軍隊。

怪物に降り注ぐ弾幕はにわか雨のごとくぱらぱらと弾き返され、怪物たちの怒りを増すばかり。

そして、既存の兵器では傷ひとつ付けられぬ怪物に向けられたのは諸刃の剣。

怪物が占拠した街に落とされた光の玉がすべてを焼き尽くすところで映像が途切れる。

「預言書」が見せた数年後の未来。僕は自分の産まれた世界を犠牲にして異世界(ここ)を救ったという。

僕は叫んだ。

「こんな結末は望んでいない!」

光を発しなくなった水晶球のそばに佇んでいた小さな人影が動く。

「落ち着け小僧!あれはわしが最初からヒントをすべて教え、必要な物を渡したら何故かああなってしまったという「もしもの世界」の話じゃ」

真っ黒なゴスロリ服に身を包んだ少女がそう答えた…。右目を光らせて。

「だから、ヒントは与えないことにしたのじゃ。小僧、すまぬ…」

ドスンと鈍い音と同時に頭に強い衝撃を感じ、僕の意識

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