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ペンは剣よりも弱し

作者: 廃皆丼

作品紹介

法改正がされて全国の中学一年生が人工的に「付喪神病」を発症、安定させることが義務になった日本で、付喪神を人工的につけられた 二期生、大江 文也(おおえの ふみや) は自分につくであろう付喪神を楽しみにしていた。なぜなら彼の兄である集十(はやと)の付喪神は十字架の付いた指輪で、その能力は十字架が巨大化、剣になって身体能力も上昇するという戦闘向きでカッコ良いものだったからだ。当然、十三歳の文也は夢をどんどんふくらませていった。
そして、彼のついた付喪神は兄と同じ剣……

――ではなくペン(万年筆)であった。

落ち込む文也は何とかして女の子を助けるためにペンの付喪神を使おうとするも、火が消えた代わりにパーカには大きな黒いシミができてしまい、泣き出した女の子を見て文也は兄のような栄光を完全に諦めた。
兄もこれには。
「ほら、『ペンは剣よりも強し』って言うだろ?」
という慰めしかできず。
「何で皆俺を慰めてくるんだよ。慰めるのはただ俺と兄さんを比べて馬鹿にしてる証明にしかならない。そもそもがおかしいんだ。ペンは、ただの筆記用具なのに武器である剣と比べる奴らの方が大バカだよ!!」
すっかりひね

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