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王族なのにオメガだなんてバレるわけにはいかないので婚約者のアルファと立場逆転の偽装工作をしているけど、いつかバレる日が来ると思う【α令嬢×Ω王子】

作者: 神永明希

作品紹介

「薬が効かなくなるのが怖いのなら、早くわたくしに噛ませなさい」
 
カミーユ・フォン・ヴァルドラ第三王子は、見目麗しく誉れ高い"アルファ"である。
幼い頃に出会った"オメガ"の公爵令嬢、ヴァレリア・フォン・ハイレンブルク嬢を番と定めて婚約を交わし、大層溺愛しているという。
 
――世間ではそのように認識されているが。
 
国王陛下の命令で、咬合して番うことを禁じられた運命の番たちは、来たる解放の日まで"アルファの王子"と"婚約者のオメガ"として振る舞いながら。
自室という聖域でだけ、二人は本来の「アルファとオメガ」に戻って睦み合う。
 
「よく我慢できたわね、カミュ。偉いわ」
「ヴァルぅ……♡ はやく、もっと……♡」
 
お節介な貴族や、カミーユにアルファとしてのマウントを仕掛けてくる男よりも、一番厄介なのは抑制剤さえ無意味にする番のフェロモンかもしれない。
 
鏡の中の自分に語りかけ、王子は今日も自分に暗示をかける。
 
「僕は、アルファだ……」
 
果たしてカミーユは、いつか訪れるヴァレリアとの正式な婚姻の日まで、"アルファの王子"でいられるのだろうか。
 
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2026/

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