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もしかしたら、運命かもしれない

作者: さとう

作品紹介

歌ったり踊ったり、お芝居をしたり。
そんなキラキラした世界で、舞台で生きている彼がずっと好きだった。
きっかけは高校生のときに見た騎士の物語。殺陣が上手で画面に引き寄せられるように、前のめりになって観ていたのを今でも覚えている。
そんな某舞台俳優を推しているわたし、原田ねむは都内のオフィスで働くごくごく普通のOLです。SNSのチェックは昼食前のルーティン。今日の更新は、っと。

——嘘でしょ。

極めて小規模アカウントだったにもかかわらず、推しからのフォロー通知。きっと何かの間違えだ。うん、そうに違いない。
思考を整理しようとしたのも束の間、ピロンと音がした。DMが届いたのだ。
宛名は——推しだった。
二度見、いや三度見した。
『今、同じカフェにいたりする?』
絵文字も何もない、シンプルなメッセージ。わたしは周囲を見渡した。あ、もしかして。あの人かもしれないと思った瞬間、視線が交わった。すると、帽子を深く被った彼が軽く手を振った。ピロン。メッセージだ。
『やっと気づいてくれた』
やっと、の意味が瞬時にはわからなかったが、本当に本物の彼だったことは確認できた。

はて、わたしは一体これ

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