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七ツ星の鍵守~天使になった少年と、理の女神~

作者: Ryu

作品紹介

「世界滅びるらしい、救え」「は?」「救え」
 あまりに雑なお願いに、思わず屁が止まった。

 ──オレ、緋月紅之介。17歳、高校生。
 副業:天使。
 やってることは主に、死者の成仏。

 ひょんな事から天使の力を授かったオレは、死者の悩み相談を受ける日々。

「夫の浮気バレそうだから証拠消して」
「娘の彼氏が気に食わないからブン殴って」
「推しのドラマの最終回だけ見たら成仏できるんスけど」
「彼の魂を肝の煮汁で溶かしたい」

 ──っていう死者たちのしょーもない依頼を、全部1人でこなす日々。笑うしかない。いや、笑えねぇわ。

 でも、まだ耐えられた。
 確かに騒がしいけど、それでも“ちょっと変わった日常”程度だったから。

 だけど、悪魔とかドラゴンとかはさすがに聞いてない。おまけに神や閻魔も出てくる始末。間違いなくキャパオーバー。
 挙句の果てには、世界の終焉は、すぐ目の前まで来てるって?

「この世界を救えるのは、お前だけだ」

 ──いや、あんまりだろ。

 そして語られる一つの詩。

【七ツの星、天に揃う時──
 理は揺らぎ、全ての門を照らすだろう】

 なんのこっちゃ。

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