このサイトについて

複数のWeb小説の更新をまとめて確認できます。
各小説の「マイリストに追加」を押すとリストに追加されます。

■紹介記事
ネット上で無料で読める小説・ラノベの更新情報がまとめてチェックできる「Web小説アンテナ」 - GIGAZINE
【雑記】Web小説アンテナがオープン - まろでぃの徒然なる雑記
ランキングも追加されたWeb系小説更新情報サイト「Web小説アンテナ」 - TEXT FIELD

瞽女(ごぜ)、じょんがら物語

作品紹介

 日本では、特に昭和の時代には、「悲劇のヒーロー、ヒロイン」が好まれた。
 しかし、「瞽女」を語る時、必ずしもそれは正しい文脈ではない。
 明治時代まで、盲人は珍しい存在ではなかった。医学が未発達で、栄養・衛生環境が悪かったからだ。
 明治天皇が越後行幸の際に、沿道に盲人が多いことを嘆いて、研究資金を提供したほどである。
 特に、小作人など貧しい家庭に生れた視覚障害者は、生きるすべが無かった。
 「口減らし」にあうしかなかった。その中にあって、比較的裕福な家の子供が、瞽女の修行に出された。修行のためには、いわゆる今で言う「入学金・授業料」が必要だから、小作の家では難しい。
 一方、男子の視覚障害児はどうか。
 明治以前、当道座(とうどうざ)という、男性盲人のための自治的互助組織が存在した。 この組織に入座して、修行すれば、特権が手に入った。「検校(けんぎょう)」である。しかし、この組織とて、資金力がなければ入れなかった。
 明治になり、この当道座システムが廃止され、津軽では「坊様」という人たちが増えていった。
 坊様に、三味線と流行歌を伝授したのが、広域に活動した「瞽女」であったと云う

タグ

更新情報