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調教ホテル 堕ちる夜

作者: 黒猫と夜

作品紹介

夜のオフィス街。
時刻はすでに深夜に差しかかろうとしている。

総務課の美咲は、足取りもおぼつかなくフラフラと帰ってきていた。
取引先との接待。乾杯を何度も重ね、気がつけばグラスを手放すこともできなくなっていた。
強い酒に火照った頬は紅潮し、足元は揺れて、視界はぼやける。

「……つかれた……」

デスクに鞄を置き、椅子に沈み込む。

(少し、休もう……)

そう思った瞬間、心の奥に沈んでいた黒い言葉が、アルコールにほだされて浮かび上がる。
口にしてはいけないはずの言葉。
絶対に、誰にも聞かれてはいけない秘密。

それが、美咲の唇からこぼれた。

――「……課の経費を横領した……。もしバレたら解雇、裁判……終わりだ……」

酒のせいだと分かっている。
酔いに任せて、心の奥底の不安を口にしてしまった。
誰もいないと思い込んでいたから、余計に無防備に声が漏れた。

だが、その油断は致命的だった。

「……なるほど。終わり、か」

背後から、低く湿った声。
美咲の肩がビクリと跳ねる。
振り返った瞬間、血の気が引いた。

そこに

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