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絶大な魔力に灼かれる双子の大公は、無自覚な聖女の救済(キス)に溺れたい

作品紹介

「今夜、部屋へ行く。……待っているのだな」


 帝国唯一の特務大公である俺、カイと、双子の特務長官レン。
 災厄級の魔力を抱える俺たちは、常に神経を焼き切られるような苦痛と、不快な息苦しさを伴っていた。

 ある時、秘宝『聖母の涙』の奪還を持ちかけられる。

 だが、目的の暗い地下牢で冷たい鎖に繋がれていたのは、秘宝などではなく、背中に凄惨な『呪縛』を刻まれた一人の少女――『聖母の涙』の器であるリリアーナだった。

 呪縛で制限された彼女のわずかな聖力こそが、俺たちの荒れ狂う苦痛を心地よく鎮める、唯一の甘い救いだったのだ。

 ――しかし、魔獣との死闘の夜。

 瀕死のレンを救うため、俺は血を吐くような思いで、彼女に『原初の聖水』の口移しを乞うしかなかった。

 月光の下、聖水と彼女自身の聖力が混じり合った、たった一度の甘く残酷な口付け。

 見せつけられたその光景が、俺たちの理性を完全に引き裂き、恐ろしい飢えと執着心を煽る。

「……覚悟はできているか?」

「逃す気はないけどね」

 逃げ場のない宣言。最強の双子が矜持すらも投げ捨てて、一人の少女を同時に甘く暴き立てる。

「……

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