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テツとぼく  山火事編

作者: 桜小径

作品紹介

ぼくとテツは乳母車の頃からの付き合いだ。

幼馴染というやつだ。

ぼくは絵本や本が大好きなどっちかと言うとインドア派。テツは山や川で遊びまくるアウトドア派。

なのに物心ついた頃から一緒にいる。

凸凹コンビだ。

保育園も幼稚園も小学校ももちろん同じだ。

二人とも親が共働きで商売をしてたので気があったのかもしれない。

ぼくらが通う保育園は村のお寺がやってる保育園だ。

当時珍しかった鉄筋3階建ての建物には、3階から下まで続く滑り台が設置してあった。

危ないからか、はたまた事故があったからかはわからないが、ぼくらが通園する頃には使用禁止で滑り台の途中は花壇になっていた。

テツは言った。

「あれ、上から滑りたいなあ」

「そやな。でも途中に花壇があるから無理やん」

「滑ろうや!」

「どうやって?」

「花壇を落とす!」

「あほな事言うな」

「おまえも滑りたい言うたやんか」

「そら滑りたいけど、、、」

「お昼寝の時間に三階に来てな」

と、いうとテツは自分の教室へと入って行った。

ぼくは「無理やろ」と思いながら大きな滑り台を眺めていた。

和田あき子にそっくりな、

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